みなさんは、ご自分の車のタイヤのサイズはご存知ですか?タイヤにはいろんな種類のものがあります。また、直径だけでなく、太さや厚さもタイヤによって異なります。タイヤの側面をよく見てみると、これらの情報がちゃーんと書いてあることをご存知ですか?
タイヤのサイズを表示するときは通常、「155/65R14」とか「215/45R17」というように書かれます。タイヤに詳しくない方にとっては、これだけ見ても何がなんだか分かりませんよね。この数字の羅列は、「155/65 R 14」「215/45 R 17」というところで区切られています。
はじめの155とか215の数字は、タイヤを縦から見たときの太さのことを表しています。軽自動車は細いタイヤが多いですが、スポーツカーだと太いタイヤが多いですね。次に、65とか45の数字は、タイヤの「扁平率」を表しています。扁平率というのは、タイヤの厚さのこと。トラックのタイヤなどですと、普通車のタイヤよりも分厚いタイヤなので、扁平率が高いということになります。そしてRというローマ字は何を表しているかというと、「このタイヤはラジアル構造のタイヤですよ」ということを表しています。むかしはラジアルタイヤの他に「バイアスタイヤ」というタイヤがあったのですが、今のタイヤはほとんどがラジアルタイヤです。そして最後に、14とか17の数字は、タイヤの直径を表しています。いわゆる14インチタイヤとか17インチタイヤというのは、この直径の長さのことです。ただしタイヤのいちばん上端からいちばん下端までの長さではなくて、それより内側、ホイールとの境目を基準にした長さなので、ホイールのサイズを表しているのと同じことになりますね。
ところで、これらの数字は全て単位が異なっています。はじめのうちは、単位を覚えるのに四苦八苦してしまいそう…。
・タイヤの太さ… ミリメートル
・タイヤの扁平率… パーセント
・タイヤの直径… インチ